海外ドラマを使った英語学習が色々なところでオススメされていますし、私自身もトライして効果も実感しています。
せっかくのドラマですしね。楽しんで継続するのが第一です。
正直ただただ見ているだけでも色々頭に残るものはあると思いますが、より記憶に定着させるために私が実践している方法を紹介します。
ポイントはただ1つ:気づきのトリガーを持つ
ポイントは1つだけです。超簡単です。「気づきのトリガーを持つ」。これだけです。
気づきのトリガーとは?
気付きのトリガーは、何気なく通り過ぎていくもののなかからおり多くの情報を得るための方法です。
普段の通勤経路を例に説明してみます。
最初は新鮮に感じても毎日同じ道を通っていると、目も心も慣れてしまって、入ってきている情報が素通りしてしまうようになります。
この状態で、例えば「通勤経路にある黄色いものを全部見つける」と、トリガーを仕掛けます。
そうすると、たったそれだけのことでも見慣れた景色から得られる情報がまるで変ってくるのが想像できませんか。(試しに本当にやってみてください。意外に多く見つけられますよ。)
トリガーがなぜ効率を上げるのか?
トリガーを持つことがなぜ効率を上げるかですが、一言でいえば気づきの回数を多くすることと、気になるセリフに出会ったときの感情が伴うからです。
感情が伴う方が記憶に定着しやすい、というのは英単語の覚え方等でもよく言われていますし実感している人も多いのではないでしょうか。
海外ドラマを見るときのトリガー具体例
次に、ドラマを見るときにはどういうトリガーを持つといいか、具体例で紹介します。
気になる文法事項
中学、高校6年間ずっと英語の授業を真面目に受けてきたのに苦手な文法事項ってありませんか?
私はあります。仮定法と時制(特に完了形)と副詞(これは文法とは言わないですが)です。
ということを認識した上でドラマを見ると、無意識的にでもこれらが関係するセリフや言い回しがでてくると自然と「おっ」と思うようになります。
私が取り上げて紹介するセリフに仮定法が多いのは気のせいではないはずです。
言えるようになりたい言い回し
シリーズもののドラマを見続けていると特定のキャラクターを特に好きになることが多いと思います。
もしそのキャラクターの決め台詞的なものがあるならそれに着目してみるのもいいです。
私がフレンズを見始めたときに真っ先に「これは」と思ったフレーズがあります。
それがこちらです。
“I wish I could.” (やれたらいいのだけれど)という定番の言い回しから、「でもやりたくないのよ」と落とす不思議キャラである Phoebe ならではのセリフです。
並んでいる単語はどれも簡単なもの。なのに、このインパクト、落差。
ある程度の関係性が築けていないと使えないかもしれませんが(一番いいのは相手もこのセリフをしっていること)、いつかは使ってみたいと一発で思わされた表現です。
よく見ると実はこれも仮定法です。だから引っかかったという側面もあるでしょう。
実戦で口から出てこなかった表現
私は仕事で英語を使う場面があるので、海外との電話や、会議やランチ会で言いたいことが言えなくて困ることがよくあります。
あるいは、もっと単純にライティングやスピーキングの勉強や練習をしていて「ああ、これは英語でなんと言うんだろう」ということはよくあります。
マメな人は都度メモをしておいてすぐに調べたりするのでしょうけど、私はなかなかそこまですることはないです。
それでもボケっとドラマを見ている中で「あ、これってこの間のこの場面で使えたな」と思うセリフが登場することが少なくありません。
困ったという感情に併せて、発見した驚きや喜びの感情が伴うのでより忘れにくいものになります。
困ったという経験自体が学びの種になっている寸法です。
おわりに:海外ドラマを見るときは「気づきのトリガー」を持つ
この記事では海外ドラマを見て英語学習するときの学びの効果を大きくするためのコツとして「気づきのトリガーを持つ」ことを紹介しました。
具定例も3つほど挙げましたが、ほかにも色々あるはずですのでコメントやDM頂けると嬉しいです。
おわり
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