本記事では パシフィックリム・カンパニーベネフィット・プログラム を利用したユニオンバンクの口座開設時に、口座維持手数料について疑問が生じそうな内容について説明します。
日本にいながらユニオンバンクの口座開設
アメリカへの駐在が決まると三菱UFJ銀行(以下UFJ)のパシフィックリム・カンパニーベネフィット・プログラムでユニオンバンクの口座開設を指示される場合があります。
日本にいながらUFJを介して口座開設手続きを済ませられるので渡米後すぐに利用開始できるという利点があるためです。
ところが説明書きを読んでいくと、口座維持手数料や口座の強制解約など日本で生活していると馴染みが薄いシステムに出会います。
口座維持手数料がかかる
ユニオンバンクはアメリカの銀行ですので日本とシステムが違う部分がいくつかあります。
その一つが口座維持手数料です。
日本の銀行の場合口座を開設後にどれだけ長期間放置しても何らかの形でお金を請求されることはありません(最近少しずつ変わってきているところもあるようですが) が、ユニオンバンクの場合所定の条件を満たさない場合8ドルまたは10ドルの口座維持手数料がかかります。
口座維持手数料の回避方法は、
・ 一回の入金が250米ドル以上の給与振込を設定する
・月間平均残高を 1,500米ドル以上にする
のいずれかですが赴任前に給与口座の設定はできないと思いますので口座に入金する必要があると考えるわけです。
入金方法は色々あるもののこれまた手数料がネック
海外の銀行への送金方法は色々あります(例えばUFJのネットバンキングで処理できます(事前に手続きが必要です))が、一般的に海外送金は手数料がそこそこかかります。(1500ドルなら数千円程度)
それなら赴任してから現地で入金できないかと考えるのですが、今度は「そもそもこの口座維持手数料はいつからかかり始めるのか?」という疑問が浮かびます。
私の場合は1月半ばに口座開設完了を受けて諸々の書類がアメリカから届きましたが、「1月末までに入金しないといけないのか?それとも開設日から1か月以内か?」と次第に不安になってきます。
そもそも口座維持手数料はいつからかかるのか
ネットで調べてみるも知りたい情報にたどり着かなかったのでユニオンバンクへ電話で問合せました。
幸い日本語で対応してもらえる番号が設定されています。
オペレータの方に「手数料がかかるのは初めて入金がされて以降になります」ということでしたのでアメリカで入金するまでしばらく放置していいということが分かりました。
90日以内に入金できるかどうか確認を(強制解約回避)
ただ1点気を付けなければいけないのが強制解約です。
口座開設後90日以上入金がない場合は口座が強制的に解約されてしまいます。
ですので、この点についてはあまり準備が良すぎる人は手数料を払って日本から送金するか、赴任先にお願いできる人がいるのであればお金をいれてもらうかということをしなくてはいけないです。
おわりに
「入金しないと口座手数料がかかるぞ」「90日以内に入金しないと強制解約だぞ」というあまりなじみのないシステムに怯えながら書類を開封する中でふと湧いた「この口座維持手数料はいつからかかるんだよ」という疑問。
珍しく自分の疑問の答えがネットになかったので今後同じことで困る人が出ないようここに残しておこうと思います。
おわり
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