英語学習の教材としてオススメしたいシットコムのフレンズ。
その勉強方法はいたって単純でただただ好きなだけ見続けるだけというもの。
一方で、無意識的にであれ記憶に強く残るのは自分の感情と強く結びついたシーンやセリフ。
この記事では、視聴者の感情を大きく揺さぶるプロポーズのシーンを取り合げて暗唱英文として解説を含めて紹介します。
6人の主人公たちが色々な人と付き合ったり分かれたりするのでもっと印象でしたがプロポーズをするのは全エピソード中ここで取り上げる8つです。
(漏れがあったらこっそり更新します。)
並びはドラマでの登場順ではなく、後に紹介するものほど自分がより感動したシーンです。
ジョーク編
Joey から Phoebe へ
まずは、Joey から Phoebe へのプロポーズ。
女性陣3人が Rachel の妊娠を隠すため、 Phoebe が妊娠したと Joey に嘘をつき、さらに Phoebe が “He (the father) wants nothing to do with me or the baby. ” と言ったのを受け、Joey が男気?友情?を見せた格好となったシーンです。
セリフはこちら。
It’s a scary world out there, especially for a single mom.
Now, I’ve always felt that you and I have a special bond so… (He goes to one knee and pulls out a ring.)
Phoebe Buffay, will you marry me?
(C) Warner Bros. Entertainment. All Rights Reserved.
especially は一般論からさらに特にどういった状況、対象がより当てはまるかというのを述べるのに使えそうな副詞です。
Now は現在完了の文章にかかっている副詞と捉えると文法的には合わないので、now that 構文的に「〇〇という理由だから××」の〇〇の文が来るよという合図のような理解でいいように思います。的にと書いているのは so と意味がだぶるからです。その辺は口語なので。
will you marry me? は英語でのプロポーズでの定型文ですね。
Joey から Rachel へ
先ほどと同じエピソード内でのシーンです。
妊娠しているのが Phoebe ではなく Rachel だと分かったことを受け、Joey が再度ひざまずきます。
It’s a scary world out there, especially for a single mom.
Uh, I’ve always felt like you and I have this special bond, you know?
So, (gets down on one knee again) Rachel Green, will you marry me?
(C) Warner Bros. Entertainment. All Rights Reserved.
解説は不要ですね。笑
ドラマの中では Joey が “I want you to know you’re not gonna be alone in this. Listen.” と言いながらRachel の手を握った段階でバックの笑い声が入ります。
Joey から Rachel へ
Joey から Rachel へ2回目のプロポーズです。笑
原因は Rachel の勘違いなのですが、不意にプロポーズをしたことになってしまいます。
誤解した理由は Joey が
- ダイヤの載った箱入りの指輪を手にもって
- ひざまずいて
Rachel の方を向いたからなのですが、この辺は日本人でも無理なく理解できます。
ちなみに、セリフはありません。
真面目にプロポーズ編
Ross から Emily へ
Ross の2度目の結婚に向けてのプロポーズです。
計画されたものではなく、引っ越してきなよというところから会話によって成り行き?でプロポーズに至るので2人の会話で進んでいきます。
Ross: Move in with me.
Emily: What?!
Ross: Don’t be scared, I-I know it sounds crazy and-and people will say it’s too soon, but just-just think, think how great it would be.
Emily: Oh… I don’t know. Oh, leaving London, my whole family lives there.
My job!Ross: Well, you’ll get a job here!
I mean, I’m always hearing about them foreigners coming in and stealing American jobs.
That could be you!Emily: Yeah, but i-it’s my whole life—you come to England.
Ross: No, I can’t.
I would, I really would, but my son is here.
I can’t leave him.
You don’t think there’s any way?Emily: Oh, I don’t think so.
I mean, it would be different if it was way into the future and, and we were getting married, or something.Ross: What?
Emily: Oh. No. No, right.
Uh, I shouldn’t have said “married.”
Uh, please don’t get freaky on me.
Uh…, I didn’t mean it.
I take it back.Ross: No, no, don’t. Why don’t we?
Emily: Why don’t we what?
Ross: Get married.
Emily: You are mad.
Ross: No, no! I’m not.
It’s-it’s-it’s perfect!
I mean, it’s better than you just moving here, ‘cause it’s us together forever, and that’s, that’s what I want.Emily: We’ve only known each other for six weeks.
Ross: I know, so what?
I mean, who’s to say?
Does that me we, we can’t do it?
Look, I was with Carol for four years before we got married and I wound up divorced from a pregnant lesbian.
I mean, this… this makes sense for us.
Come on!
I mean, our first date we ended up spending the whole weekend in Vermont.
I mean, last night, I got my ear pierced. Me!
It feels right. Doesn’t it?Emily: My parents are going to be really mad.
Ross: Is that, are you saying “yes”? Is that “yes”?
Emily: Yes.
(They kiss and hug.)
Emily: Yes!
Ross: Yes? We’re getting married?!
Emily: Oh, my God!
Ross: Yes!
Emily: We’re getting married!
Ross: We, we… Come here, come here.
(He takes the earring out.) Ow!
Emily, will you marry me?Emily: Yes.
(He tries to put it on her finger.)
Emily: Oh, it’s a bit small.
Ross: Damn! I thought that was going to be romantic as hell!
Emily: It was.
(C) Warner Bros. Entertainment. All Rights Reserved.
I-I や just-just など、つっかえながらの喋りで会話が進んでいきます。
“think how great it would be.” はたびたび登場する仮定法です。日本人の英語学習者が苦手にする仮定法ですが、ドラマや映画の会話のなかでは本当によく出てきます。省略されているのは “if you moved in with me”(もし君が越して来たなら)ですね。
“that could be you.” that はその前の文の内容です(アメリカへ来てアメリカ人の仕事を奪う外国人)。そしてここも仮定法。それが君ということもあり得ると言っているわけですが、仮定法になっているのは、まだ Emily が及び腰なのを慮ってか Ross が想定している可能性の低さを表しているものと思います。
“it would be different.” it はこの状況のことを指しています。Ross が言うway が結婚だとか未来に向いていたなら違ったのにという意味です。反語的に Emily がこの一緒に住もうの会話の流れの先に結婚を想定していないということが分かります。
“We’ve only known each other for six weeks.” 日本人の感覚だと for six weeks にonly をつけて「出会ってたった6週しか経ってないのに!」と言いたくなるところですが、違うようですね(文法的にはOK)。あえて日本語にするなら「6週間経った状態でしかないのに!」くらいな感じでしょうか。頭の中の意味理解としては 「出会ってたった6週しか経ってないのに!」 でいいと思います。
“My parents are going to be really mad.” 一瞬意味を考えてしまうセリフです。ロンドンから引っ越すなんて言ったらとんでもなく怒ってしまうわ、という内容です。返事としては味があっていいかもしれません。
“romantic as hell” なぜ hell ?という文章ですが、romantic の修飾としてこういう言い回しがあるようです。(romantic as hell というタイトルの本がヒットしてしまって、意味をうまく調べられず。2016年出版なので、それを持ってきたものでもないです。)
Mike から Phoebe へ (1)
David が Phoebe にまさにプロポーズせんとしているところへ Monica の差し金により現れた Mike が話を始めるシーン。
Mike は Phoebe とかつて付き合っていた際に、自身の離婚歴を理由に結婚をしたくないということを言っていてそれが原因で別れたという背景があります。
セリフはこちらです。
[…]は David の茶々が入っているのですが省略します。ドラマ的には面白いのですが。
Phoebe, I love you.
I mean, I’ve missed you so much these last few months.
And I thought we were apart for a good reason.
But then, I suddenly realized that there was no reason good enough to keep me from spending the rest of my life with you.
[…].
You’re the most incredible woman I’ve ever met. How could I lose you?
Now, I don’t actually have a ring.
[…].
Phoebe, will you marry me?
FRIENDS “The One in Barbados” (C) Warner Bros. Entertainment. All Rights Reserved.
these last few months ここ数か月。完了形とセットでよく使う表現です。
for a good reason 正当な理由で。good というと「良い」が頭に浮かびがちですが、be apart と釣り合う、十分なというような意味合いです。
spend the rest of my life 残りの人生を過ごす → 一生を過ごす。プロポーズは告白のシーンで非常によく見る言い回しです。
the most ~ ever ** かつて**した中で最も~。最上級の表現を中学校で教わる際にセットで習ったような。例文としてそのまま覚えてしまいたいですね。
次の could は仮定法です。どうして失うことができようか、いやできないという反語的な言い方です。と書くとややこしそうですが、日本語でもそのように言うことはありますし、意味を取ることは難しくないと思います。
Mike から Phoebe へ (2)
1つ前と同じく Mike から Phoebe へのプロポーズです。
(上ので紹介したプロポーズには一緒にいられればいいと言って “No” と返事しています。)
そして見出しには(2)とありますが、正確には4つ目です。2回目はバスケコートで、3回目はレストランでケーキに指輪を仕込んでトライしますがどちらもこけての4回目となったプロポーズのセリフがこちら。
Mike: It’s my fault.
I keep trying to propose in these stupid ways and all I want to do is tell you that I love you and I want to spend the rest of my life with you.Mike: I’m going to do this now.
[…]
Mike: Phoebe, I love you. There’s no one else in the world I would ask to marry me… three times.
But I want to take care of you, have babies with you, and grow old with you…
Phoebe Buffay, will you marry me?Phoebe: Yes!
Mike: I love you!
Phoebe: I love you more!
Mike: Not possible!
FRIENDS “The One Where Rachel’s Sister Baby-sits” (C) Warner Bros. Entertainment. All Rights Reserved.
spend the rest of my life with you 。Mike から Phoebe への1回目のプロポーズでも出てきた表現です。
次の would は通常の意思を表す助動詞として使われています。3回も自分との結婚を申し込もうと思う人はいないです。ややこしいですが、この「人」は結婚を申し込む主語ではなく目的語の方です。日本語だと非常に分かりづらいですが。
“I love you more.” I love you. に対しての典型的な返答の1つです。フレンズでも何度か出てきます。
”Not possible!” よくあるセリフというわけではありませんが、”I love you more!” に対して同じ調子で返して「自分の方が愛しているよ!」と言っています。素敵な返答です。
Ross & Rachel
最終話の終盤のシーンです。
パリ行きの飛行機にのってしまったと思っていた Rachel が戻ってきて一緒にいると話をするシーンです。
プロポーズなのかと言われると?な部分がありますが、シリーズの中でも大事な大事な場面です。
Rachel: I do love you.
Ross: I love you, too, and I’m never letting you go again.
Rachel: Okay. ‘Cause this is where I want to be.
Okay? No more messing around.
I don’t want to mess this up again.Ross: Me neither. Okay?
We are – we’re done being stupid.Rachel: Okay. You and me, alright? This is it.
Ross: This is it. Unless we’re on a break.
(Rachel gives him a look.)Ross: Don’t make jokes now.
(They kiss again.)
(C) Warner Bros. Entertainment. All Rights Reserved.
”I do love you.” do は現在形の助動詞で協調のために使われます。日本語で書くのもナンセンスですが、本当に愛している!という意味です。
“I’m never letting you go again.” 進行形で書かれているのが難しいですが、進行形は文字通り動作が進行中だということを表しますので、letting you go は結果的に行かせきるのか戻ってくるのか分からないけどそうしている瞬間のことを言っています。つまり、結果的にそばにいることになるものだとしても一瞬たりとも離すようなそぶりをしない(letting you go の瞬間を作らない)ということです。
”unless we’re on a break.” 2人の間でのお決まりのジョークのようなものです。最初に付き合っていて喧嘩した際、 Ross は一方的に on a break の状態だと思い他の女性と関係を持ったという過去があり、ことあるごとに ”unless we’re on a break.” を言ってきていて最後の最後にまでかましてくれたという場面です。
Chandler から Monica へ
ファンとしては涙無しには見れないシーンです。
プロポーズをサプライズにしたい(Monica: You wanted it to be a surprise.)がために、結婚に興味ない振りをしていたせいで肝心の恋人を失ってしまったとショックを受ける Chandler が誰もいないはずの部屋の中無数のキャンドルに囲まれ佇む Monica を見て驚くところから始まります。
Monica: Chandler… In all my life… I never thought I would be so lucky… (Starting to cry.) as to…fall in love with my best…my best…
There’s a reason why girls don’t do this!
Chandler: (He joins her on one knee) Okay! Okay! I’ll do it.
[…].
I thought that it mattered what I said or where I said it.
Then I realized the only thing that matters is that you, … you make me happier than I ever thought I could be.
And if you let me, I will spend the rest of my life trying to make you feel the same way.
Monica, will you marry me?
(C) Warner Bros. Entertainment. All Rights Reserved.
never thought [that] S V、日本語の「~でないと思った」を英語にすると do not think S V と、主文の方で否定するというのはどこかで聞いたことがあると思います。never で言っていますが同様です。
so (as) ~ as **、**と同程度~。ここでは Monica が泣いて言えてませんが、 best friend と恋に落ちるほど幸せになれるだなんて思っても見なかったと言おうとしています。
Chandler の “I thought that it mattered what I said or where I said it. ” はプロポーズのことを言っています。「どこでだとかどんなことを言うかだとかが大事だと思っていた」です。
次でこの文への対比として、”you make me happier” 大事だと言っています。
正直なところ分かりづらいのですが、you make me happy が一番大事なのだから、プロポーズの方法なんて考えずに真っ先に君を手に入れる方法を考えるべきだったというような想いが込められているものと想像します。
その文中の happier than I ever thought I could be は、直訳すると「かつてなれると思っていた程度よりも幸せ」です。最初は難しいかもしれませんが、この手の文はよくあるので、何度も出会って日本語を介さず意味を取れるようになりたいです。
If you let me は If you let me spend ~ の spend 以下が省略されてものです。
the same way 同じ方法で(君が自分にしてくれるのと同じように幸せにする)。the ~ way は~な方法でと言うときに使います。類似の表現はセブンティーン・アゲインの記事でもしていますので是非チェックを。
spend the rest of my life は上で書いた通りで、あるあるです。
おわりに
フレンズに登場するプロポーズのセリフを解説を含め紹介しました。
復習用には文字で残しておくのもいいのですが、最初に書いたように自身の感情を伴ってインプットすることが学習内容の定着の観点では重要ですのでぜひ動画配信サービスなりDVDなりで一度ドラマとして見てもらいたいです。
私は自分自身が感動したのでこれらのシーンやセリフもよく覚えているのですが、妻子持ちの実ですのでプロポーズのセリフとしてそのまま使うことがないことを願います!
おわり
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