私が単純に大好きで、英語学習教材としても大活躍のFriends。
過去には2017年に配信停止予定→撤回という出来事がありましたが、それ以降は配信停止が危ぶまれることもなく、フレンズの視聴方法としてNetflixをオススメしていました。
ところが、最近ワーナーとの配信契約延長せずのニュースと、それよりも前倒しで視聴できなくなるという状態になるという噂をツイッターで目にし、それは困る!と思い慌てて色々調べてみました。
この記事では、ことの経緯の確認と、Netflixでフレンズが見れなくなって以降にどのようにフレンズを楽しんだらいいのかの紹介をしたいと思います。
Friends は Netflix でいつまで見れるのか
2019年8月31日ついにFriendsがNetfilixで見れなくなる
2019年7月10日にNetflixの公式ツイッターアカウントから恐れていたツイートがされました。
今後も継続して見ていきたいと考えていたので対応を練らなくてはと思いつつ、とりあえず年内一杯だったらもう1回10シーズン見切れるだろうかと頭に巡らせながらそのフレンズを再生すると上部に一瞬見慣れない表示。
「ん?今この動画は8/31まで視聴可能です的なことが表示されていたような。」
見落としてしまったので、ちゃんと探そうとしていると詳細タブに視聴期限がかかれているではないですか。
んー、これは困った。さすがに残された時間で10シーズン見るのは難しい。。
2020年1月でもまだ視聴は可能
フレンズはなぜNetflixで見れなくなるのか
ワーナーとNetflixの配信契約が終了する
そもそもなぜフレンズがNetflixで見れなくなるのか、とうことですが、これは最初に紹介したツイートにある「 Friends go to Warner’s streaming service at the beginning of 2020 (in The US) (運営者訳:フレンズは2020にアメリカで始まるワーナーのストリーミングサービスに移行する)」(引用元)に表れています。
普段あまり気に掛けることはないですが、フレンズの著作権は製作者であるワーナー・ブラザース(以下ワーナー)にあり、Netflixやhuluなどのストリーミングサービスの運営者は放映権を買っているにすぎません。
で、その製作者のワーナーが自前のストリーミングサービスHBO Maxを立ち上げるに従って、Netflixを通しての放映をやめるというわけです。(正確には親会社のAT&Tのサービス)
関連のニュース記事を載せておきます。
ワーナーにとっていい判断か?
別記事「フレンズFriendsで英語を勉強するオススメの方法と効果」でも紹介した内容ですが、Netflixの2019年のフレンズの放映権は約1億ドルと言われています。
この記事の中では、Netflix側の視点で高い契約料という書き方をしましたが、ワーナーから見たときにどうかというのがポイントになると考えます。
つまり、1億ドルの収入を断ってでも自前のサービスに載せるうま味があるかどうかということです。
英記事「Here are some of the most popular shows on Netflix — which may be leaving Netflix soon」によると、Netflixでのフレンズの視聴割合は4.13%です。
コンテンツごとの支払いではないので、乱暴な計算になることは承知の上でですが、Netflixの2018年の売り上げ158億ドルに対して4.13%の寄与度があるとすれば6.5憶ドル相当の売り上げをあげてていることになります。
とすると、1億ドルという数字は一般市民には大きい金額ですがNetflixとしては赤字覚悟で人気コンテンツを維持していたという感じでもなさそうですし、どちらかというと割のいいコンテンツと言えそうです。
逆にワーナーとしてもそれなら自分ところで独占した方がいいだろうというのはおかしい判断でもないように見えます。
Netflixで見れなくなったらどこでみるのか
「フレンズFriendsで英語を勉強するオススメの方法と効果」 には Netflix 以外の選択肢としてDVDのレンタル・購入とhulu等他のストリーミングサービスについて紹介しました。
Netflix からの乗り換えという観点でオススメできそうか見ていきます。
だいぶ主観に寄っていますので参考にして個別に判断してもらいたいと思います。
今更DVD視聴には戻れない
DVDをレンタルするか、買うかとさらっと書きましたが、
- 英訳、和訳を簡単に切り替えられる
- スマホで、どこでも(オフラインでも)見られる
というストリーミングサービスの便利さを知ってしまったので今更DVD視聴には正直戻ろうとは思えません。
今はhuluしかないが問題が
となると、Netflixの対抗馬として書いたhuluで見るということになるのですがいくつか考えておきたいことがあります。
配信ペース
Netflixでは常に全エピソードを見ることができていましが、huluですと奇数月に奇数シーズンを、偶数月に偶数シーズンを配信という形になっていますので、そのペースに合わせて見ていく必要があります。
これについては、ほかに選択肢がないので従うしかないでしょう。
乗り換えか、ダブルで契約か
一番最初のスクリーンショットによく表れていますが、現在我が家ではNetflixは立派な育児道具の1つになっています。
非常に子ども向けのコンテンツも充実しています。
と思って、Netflixで最近よく見るアニメをhuluで検索してみると
- 機関車トーマス:huluに無し
- ひつじのショーン:huluに無し
- しまじろう:huluにも有り
といった感じで、同じものを見たいと思うと乗り換えは難しいそうというのが印象。
一方で、最近子どもが興味を持ち出したアンパンマンはhuluでしか見れないですし、無料期間で併用してうまくフェードアウト、フェードインしていくことで解消できそうです。
将来的にはhuluでも見れなくなる可能性もあり
ここは変遷期なので今後どうなるか分からない部分が大きいですが、アメリカのストリーミングサービスの競争環境が大きく変わっていて
今Netflix、huluで人気のコンテンツの著作権者を見ると(参考:Where will The Office, Friends, Brooklyn Nine-Nine, and Supernatural be in five years?)、主には
- NBCUniversal
- WarnerMedia
- ABC
- CBS
- Fox
などと配信契約を結んでいますが、このうちNBCUniversal、WarnerMediaは独自でストリーミングサービスを2020年に相次いで立ち上げますし、Foxも今はhuluと共にDisney(これもまた独自のストリーミングサービスを開始した)の傘下で、大戦争突入といった様相なのです。
となると、現時点はよそのサービスに提供されているコンテンツもいつ引き上げられてもおかしくないと考えられます。
視聴方法まとめ
で、要するにフレンズをみるにはどうすればいいの?についてまとめます。
おわりに
Netflixでのフレンズ配信が8/31で終了というニュースを受けて色々調べると、ストリーミングサービス大戦争に突入する模様が垣間見え、いち消費者としてはまたこれも非常にわかりづらくなってきたなという感想を持ちます。
特にアメリカの番組制作会社、配給会社、放送社は名前は聞いたことがあっても親子関係や提供しているサービスの範囲までは馴染みがなく記事を読むのに英語じゃないところで苦労しました。
フレンズを見たい!ということを中心にこの記事は書きましたが、個人的にはDisneyから参加となったFOXとhuluとの3本柱のセット販売をNetflixのスタンダードプランと同額と提供されるということでこちらが非常に気になります。(参考:「Disney+, ESPN+, and Hulu will be bundled for $12.99. Netflix should be worried.」)
あれもこれも契約できるだけお財布に余裕があれば何の問題もないのですけどね!
おわり
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